2022年11月22日

ショベル



ショベルはハーレーが買収されてた時代の
負の時代のエンジン
形は人気なんですが問題も多くて
新車でもオイル漏れてたなんて例のある時代です

あの小さいオイルポンプでプライマリーも何とかしようとしてます
IMG_5384.jpg
長年のオイル滲みでギトギトです

プライマリーチェーンにオイルたらして下方で回収する作りなんですが
良くないですよね
あんな小さなポンプに仕事させ過ぎだし
チェーン潤滑オイルをエンジンに再使用するわけです

IMG_5383.jpg
滲むし漏れるし

掃除しながらの作業が大変なんです
いろいろ整備してるとハーレーの進化が凄くよく理解できます

企業から見たら
EVOからが華々しい未来のスタートなんでしょうね

ハーレーの旧車は修理し甲斐があるから人気なのかもしれませんけど
ゆっくりやっていきます
posted by DS.K at 11:29| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月17日

エンジン


続きです


サイドバルブは4カムです
軍事用とか仕事という使われ方が多く
シンプルで部品が少なく故障も少なかったようです
ただヘッドの燃焼室にロスが多くパワーアップはしにくい

そこでオーバーヘッドバルブを新開発
それがワンカムOHVの始まり
パワー上がりまして何キロ出るよ!速いよ!
その辺りからハーレー凄いな!となったようなのです
見た目も大事だと思いますし

ビックツインの始まりですね
なぜワンカムにしたのかはわかりませんが...
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そこからハーレーの顔はプッシュロッドが1点に集まってるVツインに
排気量は1000ccから1340ccまでじわじわ上がって

交通事情も平均速度が上がりパワーが無いと売れないなと
排気量を上げるにあたって
カム周りのトラブル、オイルポンプの容量を改善するために
カムを大きくし二つにしてその広いスペースに大きいオイルポンプを設置し
TCエンジンに進化したと思われます

EVOまでの作りだとポンプの容量不足
ワンカムに無理な角度でプッシュロッドが集まってるので
リフトアップすると角度も良くないので故障しやすいのを改善

そのおかげでカム周りのリフト量の許容もぐんと上がりまして
EVOでは気が引ける走り方で高速ぶん回してても壊れませんよねTC

初期型にカムテンショナートラブルなど心配事ありましたけど
オイルポンプ拡大のおかげでピストン周りの消耗もだいぶ無くなった印象です
油圧増えたのでピストンクーリングジェットもありますしね


実は、TC初めは凄く抵抗ありまして
2カムによって開いたプッシュロッドがどうも気に入らなくて
EVOのFXRに執着してましたよw
(TC96ダイナまでは...)

ですがとにかく飛ばすのが好き
そして故障が嫌い
速くて壊れるのは無意味、安全に飛ばすをモットーにしてますので
そのうちEVOの限界を感じ
TCの完成度に惚れた次第です
(6速ダイナのフレームの進化も良く)

ドラッグレースもしてそのバイクで高速ぶっ飛ばしもして検証してました
ショベルから乗り始めたのでハーレーとは思えないくらい頼もしいエンジンと思いました。



それで
次が問題です
次の進化はTCのまま冷却関係を進化させるだけかと思いまいましたが

M8
ここで1カムに戻るんですよ

1カムの見た目がどうしても欲しかったんでしょうかね
そのかわり1カムの弱点であるリフト量をどうクリアしたのか?

それは
4バルブヘッド!
50%も空気の出入りが増えたようです

と言う事はリフト量を減らしても今までより空気が入ると言う事なんですよね
純正で比べるとEVOのリフト量よりM8の方がリフト少ないんですよ排気量バカでかいのに

それくらい4バルブ効果は大きいんですよ
これを調子に乗ってリフト量上げていくとロッカーの負担が凄くて壊れてるようなので
結局エンジンなりの限界はくるんですけども

スポーツバイクではないので100%性能に振る必要もなく
効率を求めたら2カム、4カムの方が高回転に強いエンジンになりますが

ハーレーのアイデンティティですからねビックツインのこだわり
バイクはエンジン丸見えですから構造美は凄く大事です


と言う事で
4カムはビックツインを追い越さないようにしてきたんだと妄想します
おかげで基本設計は変わらずに改良をちょいちょいしながら壊れないエンジンになったと思われます
ショートストロークの高回転気持ち良いんですよ

そうですね〜
4000RPMくらいで高速巡航してアクセルで遊んでみてください
ハーレーの本当の鼓動の気持ち良さを体験できますよ

ビックツインは3000RPM以上ですかね
そこが本来のハーレーの気持ち良いフライホイール遊びの領域と思ってます


だんだん高回転で走れるようになったらハイカムって感じでお勧めいたします。
















posted by DS.K at 17:00| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年11月15日

シーズン終わり


しばらくブログ放置になってしまいました
すみません

病気だったわけでもなく元気にやっております
普通に仕事して遊んでおりました
特に新しいこともしてないで通常作業をしっかりこなしております


サーキット遊び(バイクの勉強)は相変わらず楽しんでます
ハイパワーバイク(1290SDR)でサーキット全開走行は
何より刺激的で爽快で危険でやりがいが有りまして
これ以上の充実する遊びは無いんじゃないかと感じております

バイク遊びというより戦闘機遊びという感覚ですかね
一方で
普段はハーレーで公道を走って気持ち良いな〜と再々確認しております

近頃はスポがお気に入りで1200Rを乗っており
スポ乗るようになりましてスポのお仕事も増えまして思いますのが
あまり壊れないですよね

冷静にハーレーを見ますと
ビックツインより4カムは完成度高いエンジンではないかと

4カムで大きく進化していた方が
速くて壊れないバイク作れたのじゃないのかなと思うわけです


なぜそうしなかったか考えてみました...




それで
思い浮かんだのが

ポルシェのケイマン&ボクスター
この車はポルシェの近代になってから出たMR車

ポルシェと言ったら911のRR
911こそがアイデンティティー
RRスポーツカーの個性こそがポルシェの神髄ですよね
一長一短も極端だがそれが他にない面白みになってるわけです
意地でも進化させる技術力などなど...

まともに考えたらMRのケイマンを本気で開発した方が
高性能で結果を出すスポーツカーはできると思うんです
でもそうすると他社との違いがあまり出せない

わざとそこそこで進化させて911を超えないようにしてるとしか思えないんです

続けた歴史とアイデンティティがあってこそ
人が欲しがり続けるブランドなんじゃないかと
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そんな事を妄想しながら
今度はハーレーのアイデンティティを考えてました


続きはまた...


posted by DS.K at 16:40| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする